気づき、断酒

てれんこてれんこ、お酒のない生活。

父と共に気づき

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ちょうど1年前の夜中。

いつもどおり仕事を終えてがぶがぶ飲んでいた。

そしてこの記事を投稿するくらいの時間だった。

実家の母から着信。

この時間で父は実家で終末医療中。

想像がついた。

「お父さんが呼吸しなくなっちゃった。」

と母は言った。

 

とうとう来たと思った。

いや、ついに来たと思った。

不謹慎でも何でも思われていい。

当時の自分は父を激しく憎んでいた。

家族を支配しバラバラにした。

自分を抑圧した。

本人は満足気に笑っていた。

難病で身体が不自由になっても口は変わらない。

早く居なくなって解放して欲しかった。

解放されると思っていた。

 

実家には始発で行くと言い酒を更に買い込んだ。

眠気はあったが吹き飛んだ。

荷造りしながら飲み続けた。

 

実家に着くと何も言わない父がいた。

本当に何も言わない。

最後まで家族を支配して黙っていた。

何も言えなかった。

 

ばたばたと葬儀の段取りが始まる。

時系列を整理して思い出せない。

通夜はたしか2日後だった。

そこで自分がやっていた行動。

夜は父とひたすら飲む。

口実だったかもしれないが。

何も言い返さない父とずっと飲んでいた。

言いたいことをひたすら言った。

初めてふたりで飲んだ。

気づくと父と同じ部屋で目を覚ました。

 

父に自分は実家を出禁にされた。

理由は父の支配欲に真っ向から反抗したから。

支配に憎しみで対抗していた。

 

葬儀の途中。

憎しみの奥にあったものに気づいた。

「自分は父に父親らしいことを最後まで求めていた」

これが憎しみと混ざり合い目眩がした。

二日酔いも手伝って倒れそうになった。

ここで初めて涙が出た。

 

あれから1年たくさんの気づきを得た。

父は自分の不安孤独感の姿だった。

父もACだった。

父も依存症だった。

自分と父は同じ道を歩もうとしていた。

 

だけど気づくとこができたよ。

お父さん。

あなたに自分を映すことでできたよ。

自分が悲しい連鎖を終わりにするからね。

まぁあと数十年待っててよ。

多分生きられるから。

 

ちなみにあの世で会っても自分は飲まないからね(笑)

 

 

写真はさっき窓から。

PENTAX K-5IIs + DA17-70mmF4

 

お酒の無い生活107日目でした。