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気づき、断酒。

お酒のない生活で気づいたこと、それ以外のこと。

日々失っていた

お父さんが帰ってくるとビール瓶が2、3本空になった。

その横に別のお酒も置いてあったと記憶している。

酔ったお父さんは普段よりも声が大きく言葉もきつく嫌いだった。

気づくと横になって臭いいびきをかいていた。

 

お酒はお正月に子供も口にする家だった。

お正月に飲んだ熱燗はぽかぽかして飲みやすかった。

小学生の時。

 

テレビでやけ酒をするシーンを見る。

嫌なことがあった時はお酒を飲むらしい。

そうすると楽になるらしい。

テレビは教えてくれた。

嫌なことがあった時隠れてお父さんのウイスキーを一口飲んだ。

なんだか楽なった気がした。

お正月のお酒をもっと飲めるようになった。

友達と普通の会話ができなくなった。

中学生の時。

 

新しい友達と隠れて飲むことを覚えた。

多摩川の河川敷。

警察に追いかけられた夜。

かっこいいと思っていた。

たくさん飲めることがステータスになってきた。

たくさん飲んでどんどん身体に慣らしていった。

気づくと友達の間でかなりお酒に強い人になった。

なんだか特別になった気がして嬉しかった。

友達とお酒。

悲しい繋がり。

酒小売店でバイトをした。

帰りに飲むビールは美味しかった。

ビールの種類と味を覚えた。

お酒の背景。

なんとなく寂しかった。

高校生の時。

 

お小遣いがあれば飲んだ。

バイトをして飲んだ。

勉強はなんとかできていた。

専門学校を卒業して社会人になった。

社会のストレスを体験する。

中学の記憶。

夜飲む日が増えていく。

毎日二日酔いで出勤してくる先輩がいた。

そういう人が多かった。

それが普通だと思った。

 

いつのまにか自分もほぼ毎日二日酔いで出勤した。

若いのですぐに楽になる。

人と飲みに行くことは減った。

家でテレビを肴に飲んだ。

寂しかった。

更に飲んだ。

感情を麻痺させた。

それでも寂しかった。

いくら飲んでも寂しさは無くならなかった。

 

20代前半までのお酒。

すでにほとんど変わらない。

そうだね。

その時から漠然とした「寂しさ」を感じていた。

そこにお酒を流し込んだ。

 

友人との繋がりはお酒ありき。

酔うことでコミュニケーションができる。

素面では自分を出せない。

そう思い込んでいた。

上手に振る舞えない自分をお酒で破壊していた。

 

漠然とした寂しさの正体や普通を育て損ねていたことに気づくのは10数年後。

日々失いを積み重ねていく。

 

 

お酒のあった日々のこと。

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続きます。